人事制度においては制度の中身も勿論重要ですが、それ以上にプロセスが大切だと思っております。人事制度を社内担当者のみで導入・見直しをし、その制度が非常に良いものであったとしても「なかなか社員に受け入れてもらえない」、「業績につながらない」と言った経験はないでしょうか?
人事制度とは各企業の風土や価値観と密接なつながりを持っています。というより、各企業の風土や価値観そのものであると言っても過言ではありません。貴重な時間とコストをかけてつくりあげるわけですから、単なる給与決定の仕組みだけに終らせてしまうのは非常にもったいないことです。
そもそも人事制度とは、制度自体が企業目的となる事はなく、中核ではありますが企業目的を達成する為の一つの手段にすぎません。目的は適正な利益をあげ社会に貢献する事にあり、業績の向上に繋がらない人事制度には存在意義がありません。特に、新たな転換を迫るきびしい経営環境の中においてはなおさらの事です。
どうしたら会社の業績がより向上し、より働きやすい活力溢れる職場にできるのか、まずは企業の現状分析診断は勿論のこと、各企業の経営ビジョンそれに基づく今後の経営計画を十分に考慮し、合理的な人事制度をつくりあげていきます。
人事制度は日常の仕事の中にあります。7つの制度が結びつき全体が機能した時、企業に大きな貢献をもたらします。